海賊版ミッキーが漫画の神様を産んだ

私の人生の中で漫画は欠かせない物であったが、ここ数年新作で驚かされる事が少なくなったのはジェネレーションギャップなのでしょうか?
そもそも漫画の歴史を語るにこの方を外すわけにはいかない漫画の神様“手塚 治虫”先生について少し想いを語りたいです。
今でも復刻版やリメイクなどで先生の作品を度々見る事ができるのですが、小学校の時、漫画好きの親戚の創価学会に入信しているお兄さんがいて(惜しくも中学校の時亡くなった)、その人から見た事もない漫画雑誌を見せてもらった。知る人ぞ知る少年誌“希望の友”です。
この漫画は創価学会の系列の出版社から発刊されたものであり、一般書店の店頭で販売されていない定期購読申し込みによる非常にマニアックな月刊誌だ。
何故、手塚先生と希望の友?と思われるかと思いますが、先生の傑作の一つ「ブッダ」が連載されていたのである。
先生の晩年の傑作には「ブッダ」以外に「火の鳥」「ブラック・ジャック」「MW(ムウ)」「三つ目がとおる」などがあげられますが、これら全ての作品は宗教的で人生観といいますか思想が伺える作品ばかりです。
そんな、漫画の神様、手塚治虫先生は、謝花凡太郎作のミッキーマウスの海賊版を見て漫画を描くようになったと言われます。
もし、このパクリ漫画が無ければ漫画の神様もいなかったかもしれません。

▼これは中国のパクリよりヒドイが、そのおかげで漫画の神様は降臨したのです。

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