単なる阪神ファンの漫画家ではない

今まで任侠物漫画といえば劇画調の画風がイメージされるが、それとまったく異質でギャグエッセンスを取り入れた漫画が登場した。それは、新田たつお先生の「静かなるドン」です。
先生の作品は、任侠物以外にも様々なジャンルの作品があり、全て他に類の無い傑作ばかりで、映画化、ドラマ化した作品が多く、個人的にはギャグエッセンスを取り入れながら社会風刺のハードボイルド作品「ビッグマグナム 黒岩先生」が好きで、先生のお父さんをモデルにしたデビュー作の「台所の鬼」は、がきデカの山上たつひこ先生の影響が強い作品でしたが(後の作品は嗚呼!!花の応援団のどおくまん先生の影響?)、主人公の息子の名前が私と同じ「みちお」だったので親近感がありました。
そして、私の最もフェバリット作品は「満点ジャック」で、ゴルゴ13をパロディしたSEX好きの家庭教師の話ですが、プロ野球の阪神タイガースの大ファン教え子が「阪神が優勝したら勉強する!」をきっかけに阪神へピッチャーとして入団し1985年の優勝へ導くというハチャメチャ振り!(実在の選手よりクレームは無かったのかな?)これぞ漫画の王道を走る傑作です。

▼阪神ファンの先生には1985年の優勝は大事件だったのですね!

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