手塚治虫は漫画の神様であって仏様ではない

願い事をするとき「神様仏様お願いです!」といいますね。大晦日お寺に行って除夜の鐘を鳴らし、正月には神社にお参りする日本人独特の風習です。
さて、話は本題に移りますが、漫画の神様「手塚治虫」先生は、多くの名作をこの世に生み出したまさに“神”であるがゆえに同時に多くのエピソードが残されています。
地球人が悪い生物なら滅亡させるというストーリーの名作「ワンダースリー」。しかし、この作品は当初考案したリスのキャラクターがアニメ「宇宙少年ソラン」のリスに酷似したためウサギに変更した経緯があり、その「ソラン」が同じマガジンで漫画化される事となった。キャラクター変更の件で執着心あった先生は「ソラン」連載を猛反対。結果マガジンはその申し入れをきかなかったため連載打ち切りとなったのです(後サンデーへ移籍して連載開始)。
漫画の世界では「ワンダースリー」の様に道徳心や人間性を考えさせられる作品が多いのですが、作品と裏腹に情熱的といいますかダダッコ子供みたいな先生。仏様の様な広い心ではなかった様ですね。

▼ある意味一番の名作は先生本人の生き様だったかもしれません。

追伸:実はこの話、続きがあって漫画界が大きく変わったエピソードがあるのです。

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