路線変更というギャンブルに挑んだ福本伸行先生

藤原竜也主演の映画『カイジ2~人生奪回ゲーム~』が公開中で話題ですが、原作の福本伸行先生の作品は言わずと知れた「ギャンブル作品」が多い。
意外と先生のキャリアは長く80年デビューで、無論この頃は先生はギャンブル作品は書いておらず、ラブコメなど今と全く違う画風・作風で、先生本人の作品とは思えないものだ。
当時「ギャンブル」を題材した作品は植田 まさし先生、片山まさゆき先生、能條純一先生ぐらい、80年代後半~90年前半頃からバブル経済の影響か麻雀・パチンコ専門誌が多くなり同時に漫画も多くなり、福本先生も画風・路線変更し作品を書くようになりやっと人気が出たのでした。
先生の作品で好きなところは、単純な「ギャンブルに勝つ」という事でなく蠢く人間模様を描いたのは、下積み時代が無くしてこの表現はでき無かったと思いますし、画風も昔のままでは今のようなヒットも無かったと思います。
特に「カイジ」自問自答と名言は素晴らしく、これこそが先生自身の経験が生んだものではないかと勘ぐるぐらいです。

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