日別アーカイブ: 2011年3月20日

盗作なのでは?と疑われた傑作!

悪書としてレッテルが張られた漫画の世界ですが、漫画の領域を超えたSF作家といっても過言でないのが諸星大二郎先生だ。
五年ほど前に阿部寛さん演ずる稗田礼次郎の映画『奇談』は、先生の代表作、漫画「妖怪ハンター」の1作の映画化。考古学を拠点としたこの作品は、漫画の領域を超えた傑作と言って過言ではないでしょう。
実はさらに昔にジュリーこと沢田研二が稗田役で映画化されたのですが、キャラクターが改変され、コミック要素が強い映画いになりましたが、これはこれで良い映画です。
意外と「稗田礼次郎」シリーズは人気が高く、不定期ですが作品は発表されコミック化も多数されています(初代しか持っていませんが)。
これだけ話があれば、いくつでも映画やドラマ化できそうですが、「妖怪ハンター」だけが映画化になっているのは、壮大な世界観で映画・ドラマ化は難しいのでしょう。
個人的には、諸星先生のデビュー作「生物都市」が大好きですが、この作品はアマチュアの公募作品で、あまりにも完成度の高さがゆえ、無名の漫画家には考えられない!盗作なのでは?と疑われた傑作です。
なお、高橋留美子先生の「うる星やつら」の「諸星あたる」は先生の名前をヒントにしたものだそうです(へー)。(otis1954blue様、貴重な情報ありがとうございました)

▼未だにこれ以上の傑作は無い!


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