世界一変な音楽グループ

ミュージシャンは音楽と別に個性を強めるためいろんな事をします。
グラムロックにみる化粧や派手な衣装で演奏する。ザ・フーの様に演奏が終わって楽器を壊す。ジミ・ヘンドリックスはギターにオイルをかけ燃やす etc…と、いろんなパフォーマンス方法はありますが、ビジュアル的な個性では無く、純粋に演奏だけで個性的なワールド(いわゆる変態)を広げるグループ(バンド)があります。それは「キング・クリムゾン」です。
1969年、無名だったクリムゾンのデビューアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」が、ビートルズのラストアルバム「アビー・ロード」を抜いて全英でNo1に輝いたのは有名な話ですが、その後、幾多とメンバーチェンジを行い、私的には最高のメンツとなった第三期クリムゾンは80年代初めに日本にも来日ライブを行いその変態ワールドを繰り広げました。
何が変かといいますと、まず、リーダー ロバート・フリップが椅子に座って黙々と初期ギターシンセRolan GR-300を弾きまくる。スティックという10弦の特殊な弦楽器を演奏しているトニー・レヴィン。象(エレファント)をはじめ、数十種類の動物の鳴き声をギターで奏でるエイドリアン・ブリュー。最後に、一番まともにみえるドラムのビル・ブラッフォードでしたが、ライブ中盤頃てっきり飾り(セット)と思っていた壁に幾面も取り付けていた六角形のシモンズドラムを叩く始末の変態ワールド炸裂です!
当映像は80年代当時、VHS、レーザディスクでソフト化され、現在もDVDで再販されていますので、是非この変態ワールドをご覧ください!

▼現在もメンバーチェンジを繰り返し活動中です!

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