70年代で止まっているスーパーキーボーディスト

スポンサーやプロモーションの良し悪しで良い物でありながらセールスに結びつかないアーティストが沢山ありますが、そういったしがらみが無いと言いますか、自由に音楽活動をしている(様に見える)キーボーディスト「難波弘之」をご存知でしょうか?
古くは日本のジャニス・ジョプリン「金子マリ」や「山下達郎」をはじめ、多数のアーティストのツアーメンバーやアイドルへの楽曲提供、ドラマ・アニメ番組の音楽、音楽TV番組の司会やコメンテータ等を数多く努めた、縁の下の力持ち的な方です。
実は自前のグループ「センス・オブ・ワンダー」というものがあり、セールスを意識していない為か本当に自由な作りで、最初聴いた時はイマイチ、しかし聴きこむほどにスルメのように味が出てくるのです。
特に、低予算で作成したと思われる「真幻魔大戦」は出来が良く、VOW WOWの厚見玲衣も参加している傑作です。
ただし唯一、セールスを意識したと思われるシングルがエレポップでボーカルを八神純子の旦那「ジョン・スタンレー」が務めたが、個人的にはB面の方が出来が良い悲しい結果となりました。
おっさんになった今でも、風貌が未だに野口五郎バリの髪型で、初期YESやELP等のプログレ風のスタイルなのが微笑ましいです。

▼ベスト盤などでは聴けぬ名作です。CD再販しないかな?

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