マイルス・デイビスはジャズ界の異端者

音楽のジャンルでJAZZほどロック以上に複雑に細分化したものは無いと思います。ファンに尋ねたら細かく説明してもらえそうだが、ファンでない私にとってはハードロックとヘビメタの違いぐらい微妙なものだ。
そんな私にも判りやすく受け入れられたのがJAZZから派生したジャンル「クロスオーバー」「フュージョン」ですが、まっとうなJAZZファンからは鼻つまみのジャンル。その背景としては伝説のトランぺッター「マイルス・デイビス」へたどり着く。
1950年代末期に名曲「マイルストーンズ」「カインド・オブ・ブルー」で即興演奏を取り入れたモード・ジャズというジャンルをサックス奏者ジョン・コルトレーンとともに造り上げた。
しかし彼の挑戦はさらに続きエレキギター等の電気楽器を取り入れたのである。無論アコースティック楽器で無いのでJAZZ界からは異端的な存在になってしまうのです。
遺作となる「doo-bop」は、ヒップホップとマイルスが融合した傑作で、実はこの作品の制作中にマイルスが亡くなってしまって未完の状態だったのです。プロデューサーのEasy Mo Beeがマイルスの未発表音源よりサンプリングして亡くなったマイルスがOKを出すと思われるようにリミックスしたそうです。彼の音楽への挑戦は亡き後も同志が引き継いだのですね。

▼マイルスのジャンルはJAZZでもなくマイルスそのもの。


▲個人的ヒップホップは好きなジャンルでないがこれは別格。

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