新しい物が全て良くて、気に入るわけでもない

大学の頃からデジタル技術の進歩で、楽器や音響機器が飛躍的に向上した。
ある日、行きつけの香椎の楽器屋へ行ったら、ルパン三世なみの赤いジャケット。そしてしばらくぶり目にする事無かった立派なリーゼントの方が、真剣に新商品のデジタルエフェクター「YAMAHA SPX-90」の説明を聞いていた。
当時を知る方はこれがどれだけ画期的な物かご存知と思いますが、これ一台で色んなエフェクターにする事が出来る「エフェクター界の二十面相」なのだ!(その技術は後リリースされる元祖マルチエフェクターREX50へ受け継がれます)
話は戻り、そのリーゼントの方は使用していた大旧型エコーマシン「Roland RE201」が故障したみたいで、修理に持ってきたら修理よりこの新商品を勧められていた訳だ。
さて視聴の結果一言 「うーん。。なんか違う。結構です!」 (えーっ!)
思わず初対面にもかかわらず声を掛け、どこが気に入らなかったか訳を聞いた。
その方は「博多ケントス」でハコバンされている方で、音が良すぎると言いますか「オールディーズ」の音質とかけ離れているそうな。
その時から「新しい物」=「良い物」または「気に入る物」とは限らないなぁと思う様になりました。

▼超アナログエコーマシン!交換テープはまだ手に入るのだろうか?

カテゴリー: 音楽 パーマリンク

コメントは停止中です。