データ保全にVPSは使い物になるのか?

Yahooニュースでヒヤリとする記事が掲載されていた。
東北関東の震災で落下、水浸しになったパソコンについての記事だ。
あって当たり前のデータですが、作成するのに時間と労力が掛かるわけで、それが一瞬にして消えるのは脅威です。そのため、ファイルサーバをRAIDにしたり、別ドライブにバックアップしたりデータ保全しているのですが、今回の震災のように建屋もろとも破壊したら全てダメになります。
その都度、USBメモリや、DVDR、小型HDなどに複製して社外へ持ち歩いても、紛失などで別の問題が出てきますのでもっとも安全な方法が無い事に気付いたのです。
仮に落下、浸水した程度であれば、紹介されたサルベージ会社に治せる可能性はあると言う事ですが、費用は1テラバイトで15万から(ネット依頼は3万円引き!)と、決して安い金額ではありません。(他社はもっと高い!)
ちょうど、お客様から同じ相談のメールがあり(多分同じ記事を見て連絡されたのでしょう)以前より気になっていたVPSを(最安値のDTI社ServersMan@VPS)を申し込みしてバーチャルストレージを試してみました。
すんなり、ネットワークドライブとして使用させる事はできたが、インターネットの回線速度に依存するので案の定、実用的な範囲(というよりは固まっているし)とはならない様だ。
WebDAVデータ転送ソフトをすれば安定速度は見込めるが、スケジュールバックアップなど機能が無いので使い物にならない。
バーチャルストレージは大前提としてネットの速度が速い環境でなければ使用はできませんね。

▼ネットが遅いところではGB単位のデータ保全は無理のようだ。

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