痛い有害指定のギャグ漫画

悪書と叩かれっぱなし漫画の世界ですが、なるべくして有害指定となった斉藤富士夫先生の「激烈バカ」。
個人的には好きな漫画だったので、最終巻間際を除きおおむね持っていました。
ストーリーは4コマ漫画で、小学生・中学生が喜びそうな下ネタ中心。女性の裸の登場は少ないが(というか絵がヘタです)、性的な表現が露骨で、腹の底から笑えるというよりは痛いというか苦笑と言うのが妥当です。
脇を固める人気キャラクター「欲求ふ・マン」は、なんとなくモテない男の本音でうなずけるのが悲しい現実です。なお、主人公の団栗光作は最終巻まで到達してなかったので知らなかったのですが、大学へ進学したそうだ。
さて、斉藤先生は歴史長い名門 法政大学文学部の卒業。史上最強のバカバカ漫画ですが作品の中で時折ボキャブラリの豊富さには感心します。
例えば、お腹を壊して痛くなる表現を「陣痛!」未だに私も会話などで使う表現です(笑)。
そんな意外とすごい先生ですが「激烈バカ」が有害指定された時、「子供を純粋に育てようとするのは、現実への対処能力を失わせる。 人間に本当に必要なのは純粋さではなく誠実さだ!」とコメントしたそうです。
賛否両論あると思いますが、単なるアホではコメントできない奥が深いものと思います。

▼これ以上のバカ漫画はなかなかありません。

カテゴリー: コミック パーマリンク

コメントは停止中です。