師匠より面白かったパラレルワールド作品の草分け

私が記憶にある最初に読んだ漫画がジャンプ連載中の永井豪先生の「マジンガーZ」でしたが、当作品は後ライバル社のマガジンへ移籍するのですが、もう一つのマジンガーの作品も「冒険王」に移籍した。永井先生の優秀弟子の一人の桜多吾作「マジンガー」シリーズです。
TVアニメ版含め、親分の作品と同じく(それ以上?)人気があったのは言うまでもない。
当時は、冒険王やテレビマガジンの月刊誌と毎週のテレビアニメ両方楽しみに観ていたのですが、テレビの内容が漫画にも書かれていては観る方としてはつまらないわけで(その逆も)、この桜多吾作版の漫画はオリジナルのストーリーだったのです。
特に「闘え!!Dr.ヘル!」や「量産型グレートマジンガー」は傑作で、社会風刺や人種差別と言った内容がさりげなく盛り込まれているのがテレビ版にはできない所。
そもそもマジンガーZはスポンサーの関係上「本当に書きたかったストーリー」ではなかったのは有名な話で(TVアニメってそんなものですね~)、オリジナルと思われていたTVアニメ作品そのものがパラレルワールドの1つで、後のグレート、グレンダイザー、ゴットマジンガー、マジンカイザー、真Zなどといくつも派生したのですが、桜多吾作マジンガーは特に傑作と思っています。

▼最後オリジナルが破壊する軍団と若き日のDR.H

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