日別アーカイブ: 2011年3月21日

ドラムが特徴的な80年代

80年代になりレコーディング技術が高くなり、音楽性や演奏能力に加え、サウンドクオリティが求められるようになりました。70年代と80年代の大きな違いはズバリ“ドラム”の音色です。
70年後半の代表ともいえる「アース・ウィンド・アンド・ファイアー 」やマイケル・ジャクソンの「スリラー」を例にとれば、ドラムのチューニングがやや高く音の余韻も短いのに対して、80年代の曲の多くはチューニングが低く、余韻も長い傾向にあります。
その背景にはレコーディング技術の飛躍的進歩があったおかげですが、余韻を付ける「エコー(リバーブレーター)」のデジタル機器の登場でボーカルのみならず、ドラムにも適応するようになったのです。
無論、ドラムにエコーを掛けると余韻が必要以上に長くなるので、ノイズゲートというものでスパっとテンポに合わせ余韻を切り落とすのです。
これを俗にいう「ゲートリーバーブ」と言いますが、ピーターガブリエルのソロアルバム「III」にゲスト参加したジェネシスのフィル・コリンズのドラムが最初と言われています。
のちの、パワー・ステーションの「Some Like It Hot」で最絶頂となり、衰退していったサウンドとなりました。
現在、このドラムのゲートリーバーブサウンドはあまり耳にしなくなりましたね~。

▼元祖コスプレシンガー、ピーターガブリエル!外見のみならずサウンドに凝ったおっさんです!

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