日別アーカイブ: 2011年12月10日

久方ぶりのハードボイルド漫画の映画化に期待!

望月三起也先生のハードボイルド漫画「ワイルド7」の実写映画が近日公開ですが、個人的には久方ぶりの本格ハードボイルド・アクション映画(死語?)ともあって少々期待しております。
この作品は1972年にテレビドラマ化しましたが、当時には珍しいダークヒーローのイメージが子供心に非常に想いれがありました。(当作品は原作を無視して指令リーダーの草波(川津祐介)もバイクに乗り出動していたありさまでした。(ワイルド8じゃん!))
そもそもハードボイルド漫画(劇画)のみならず、人気漫画の実写映像化はマニアックな作品になる傾向にあり、加山雄三や宍戸錠の「ブラック・ジャック」、目黒祐樹の「ルパン三世」、橋本三智弘デビュー作「ドカベン」、最近ではハリウッド化も噂されている「ゴルゴ13」に至っては高倉健、千葉真一主演作品ですら超カルト作品となっています。
それは一言、漫画のキャラクターのイメージと主演者のイメージと競合しているからと思います。
しかし!この「ワイルド7」はそもそも主人公がヘルメットにゴーグルのせいかキャラクターの個性が薄く、むしろ愛用していたバイクメーカーや拳銃の型式の方が印象深い。
今回の映画!この世界観崩さない事に強く期待しますが、歴代漫画の実写化のカルト呪縛がとけるかこうご期待!

▼ハリウッド版ゴルゴ13はハンマー投げの室伏広治選手が候補らしい。

余談:漫画ワイルド7と言えば半ケツセクシー女性のイメージがあるが、今回の映画の深田恭子ではそれは無いだろうなぁ。

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藤子不二雄先生の友情は永遠と思います

テレビ・コンビニなどで宣伝しまくっている3D映画「怪物くん」。言わずとしれた藤子不二雄A先生の名作の一つだ。
僕らの世代はもちろんコンビ解消しておらず、作品はすべて「藤子不二雄」名義。当時、安孫子先生、藤本先生と区別し、現在のA・Fの名称は未だになじめないものだ。
1987年のコンビ解消は当時衝撃的で、あの漫画の神様が敵が減ったと解散を内心喜んだとも言われるぐらいの大事件だった。
当時、様々な憶測・噂が絶えなかった事件であるが、仲が悪くなって判れたのでなく、仲悪いどころか生涯仲が良くお互い尊敬しあっていたとの事です。
説では、当時、藤本先生の作品が人気で収入が多かったが、ギャラ折半の体制について安孫子先生が気遣ってのコンビ解消した説や、双方のどちらかが他界した際に、遺族が作品の権利で揉めないようにという説が有力のようだ。
しかし、共同で制作した「オバケのQ太郎」は案の定、話がまとまらず藤本先生が亡くなった後も遺族間で揉めた様で、近年ようやく和解したのか両先生名義で出版されたようである。
なんか、子供の夢をはぐくむ作品と両先生の友情は、蚊帳の外でその家族がもろくも崩した瞬間と思ったのは私だけだろうか?

▼F先生のミュージアムのオバQ。このドラえもんぐらい少々違和感

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