シルバー仮面への想い

特撮映画と言えば、「ゴジラ」「ガメラ」「ウルトラマン」「仮面ライダー」があげられるが、以前にも書き込んだように二番煎じを目指した特撮ヒーローがたくさんありました。
その、内容の薄さとカッコ悪さがゆえ、あっけなく消え去ったヒーローも数知れず。。。
ウルトラシリーズの監督・脚本で有名な「実相寺昭雄」監督が、気合を入れて臨んだ「シルバー仮面」は当時の子供にウケず、裏番組の「ミラーマン」には人気面でなかなか勝てない現状でした。
個人的には、両社ともとても日曜の夜7時に放送していたとは思えないマイナーぶりですが、私の記憶が正しければ故郷熊本では当時民放は2局しかなく、日曜7時はミラーマンはやっておらず、先日亡くなった坂上二郎さんが出演したクイズ番組「シャープ・スターアクション」があっていたと思いますので、両者とも問題無く見る事が出来たと思います。
話は戻って、このシルバー仮面はやや渋いヒーローですが、視聴率低迷の打開策として路線変更して巨大化した「シルバー仮面ジャイアント」で実相寺監督が手を引いたのは何となくうなずけます。
そういった無念があったのか、2006年シルバー假面のリメイクを作った物ともいます。(時代背景が現代で無いところが、監督の作品「帝都物語」にも通じるものがあります。)
晩年の監督作品も意外と(失礼!)いいものが多く、京極堂シリーズ「姑獲鳥の夏」や乱歩地獄の「鏡地獄」は非常に雰囲気ある映画で、監督の傑作の一つと言っても過言ではないでしょう!

▼有名なウルトラマンのスプーン変身、セブンのメトロン星人の卓袱台は監督の作品です!

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