栄光と挫折で真の良さが見えたミュージシャン

70年代後半、最高視聴率41.9%のオバケ音楽番組があった、ご存知「ザ・ベストテン」です。
小学校だった私は、「ピンクレディ」「沢田研二」「ツイスト」「アリス」など翌日の学校で友達とその話題でもちきりでした。
その中でも、子供ながらにその歌唱力やタレント性にひかれたのが「原田真二」「八神純子」です。(余談:太田裕美の「木綿のハンカチーフ」はベストテンが始まる前の作品でその後ベストテンにランクいしていなかったのですね~)
お二人の共通点は、大ヒット後、海外で音楽修行し、その意気込みと作品の良さと裏腹に残念ながら大きなヒットに恵まれずその影が薄くなった事です。
それは、ズバリ、当時“日本の音楽がそれだけ遅れていた”と言う事です。
「ザ・ベストテン」がその衰退を辿ったのは、ファンによる組織票でアイドルがランクインする事が多くなり、“万人が認める順位”ではなくなったのが原因であったのは言うまでもありません。
その挫折時の名作は、現在オークションなどで高額取引されているので聴く事が困難である事に怒りが込み上げて来ますが、是非、復刻盤やダウンロードで再登場してもらいたいです。

▼八神純子「COMMUNICATION」は名盤です!(BOX版で一部の曲が復刻!)

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