環境が整えば誰でも良い作品ができるのか?

遅ればせながら最近2008年に登場した3DCGフリーソフト「MikuMikuDance」に感動している。
3DCGソフトと言えばかれこれ20年前に使用していた「STRATA VISION 3d」や「Adobe Dimensions」までさかのぼる。
当時勤めていた会社でパチンコ屋の折込チラシで、スロットマシンのリールをSTRATAで立体的に作ったり、内装プレゼンイメージをDimensionsで作成していた。
これは全て「静止画」。Macintoshは「Quadra800」だったのでCPUはMC68040 33MHzで、STRATAにてB4サイズ72dpiで1枚書き出すのにも少なくとも15分は掛かっていたと思います。
90年後半、300MHz以上の「Powr Mac G3」が登場した時期に3DCGソフト「Shade」が数万円と安価になり、バーチャルアイドル「テライユキ」が登場しましたが、MMDのように動画でリアルタイム表示などはできませんでした。
かれこれ15年以上DTPの現場から離れ3DCGは蚊帳の外であり、そんな「石器時代」に携わった私には、MMD人気がどんなにあってもなかなか興味をそそらず今に至ったわけです。
3DCG制作がタダで作成でき、手軽にニコニコ動画やYoutubeで誰でも作品を投稿できる現在を誰が予想できたのでしょうか?
天才「庵野秀明」も「岡田斗司夫」の出資協力が無ければ「DAICON」で才能を開花させる事は無かったと思いますが「ハングリー精神無くして芸術はできない!」と言うのはそのうち「年寄りのたわ言」になるのかもしれませんね(笑)。

▼今までプロは環境でなく精神力と思ってましたがダメですか?(笑)

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