恐怖漫画を更に派生させた「心霊漫画」

「恐怖」「オカルト」漫画を更に派生させた「心霊漫画」を確立したと言えばつのだじろう先生を思い出しますが、先生は心霊漫画の代名詞「恐怖新聞」「うしろの百太郎」が有名ですが、「巨人の星」「あしたのジョー」「タイガーマスク」などの原作者、梶原一騎先生と共作した「空手バカ一代」も有名だ。
作品の有名さもさることながら、つのだ先生と梶原先生とのトラブル劇は驚きだ。
つのだ先生は原稿の提出が遅かった梶原先生に不満がつのり「空手バカ一代」の連載が一時中断したという。
トラブル悪化の引き金を引く類似空手漫画「ゴッドハンド」で梶原先生から相当パッシングを受け、それをねたんで、連載中の漫画「魔子」の中でアナグラムで呪い文を書いた始末。
さすが作家とも言えますが、そのアナグラムを解読した梶原先生はつのだ先生を監禁し、各方面への詫び状を書かされたと大事件と発展しました。
確かに梶原先生は少々ガラが悪い感じ(それ系の事件もあったようですが)ですが、多数名作を生み出した方なのでプライドも人一倍だったと思います。
さて、一方、つのだじろう先生は、この事件を境に女性週刊誌で執筆する機会が多くなり、残念がら大ヒット作品から遠のいた気がします。
ちなみに、名曲「メリージェーン」で有名なドラマーで作曲家・ミュージシャンのつのだ☆ひろさんは弟ですが、弟と比べ兄の先生がガリガリに痩せているのはきっと、ポルターガイストに取りつかれているのでしょう。

▼いい大人なんだから本当に呪っちゃダメでしょう!

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