偉大な縁の下の力持ち

松武秀樹という方をご存知だろうか?この方は日本のシンセサイザーの父「冨田勲」を師として日本のシンセサイザーミュージックを広めた非常に偉い神様のような方です。
話はこれで終わってしまいそうですが、実は長い話があるのです。
シンセサイザーミュージックと言えば冨田勲か、YMOの様なテクノを思い浮かべるかと思いますが、松武さんの場合ジャンルに捉われず様々なアーティストに参加して縁の下の力持ちとして実力を発揮しているのです。
まず、お父さん、お兄さん世代になじみが深い「山口百恵」の“プレイバックPart2”で“バカにしないでよ~”の後のステレオピコピコサウンド。おそらく、歌謡曲で最初にデジタルシーケンサー(MC8)を使用した曲と言っても過言ではないでしょう。
そして、ちょっぴりヤンキーのお兄ちゃんが好きだった「一世風靡セピア」や、女子が大好きだった「吉川晃司」も松武サウンドが光っています!
更に、松武さんが開発したサンプリングマシン「LMD-649」(実際の音を電子録音演奏)にて、YMOで世界で初めてのサンプリングミュージックを発表したのも最後に付け加えます。

▼いつみてもこれが楽器には見えません。(左下の計算機風がMC8)

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