スナフキンってギター弾いていたよね?

先日スカパーでアニメ「ムーミン」が放送されていた。まぁ真剣に観るものでもなくぼんやり見ていると、なんと。。「スナフキンがハーモニカを吹いていた」
あれ?スナフキンが奏でる楽器ってあの名曲“デンデンデロデロ”とアルペジオの哀愁あるギターサウンドだった筈だが。改めて調べたら、トーベ・ヤンソン原作は「ハーモニカ」で、初期アニメの放送した時代は「フォークギターブーム」便乗して勝手に「ギター」に変えたそうだ。
そもそもこの「ムーミン」原作は少々ディープで子供の時にその絵を見てショックで寝れなかったぐらい白目が多く宙を見てる画風も少々怖い。
実はこの作品が出版された1945年のフィンランドはソ連との敗戦国として暗い時代を送っていた頃の作品で、戦争の影や物悲しいシュールなストーリであったのでやや大人向けの作品だったそうです。そして、アニメでは名言を残しムーミンを勇気づけるスナフキンですが、原作ではかなりブラックジョークで、そのままTVアニメ化しても子供にはさっぱり理解できなかったと言われている。
本題に戻り、なぜ今あらためて「ハーモニカ」に戻ったかというと、やはり原作に比較的忠実にやり直したそうで、確かに心なしかムーミンがかわいくなく雰囲気も少々シュールに思えた。
今や「ムーミン=メルヘン」「スナフキン=ギター」と思っているのは40歳代だけですね。

▼どうでもよいことだがスナフキンとミイとは異父兄弟だそうだ(右:原作画)

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