日本一オシャレな音楽となったU.F.O.

80年代の音楽はMTVブームも乗っかり非常に斬新であらゆる面で挑戦的なサウンドは今聴いても名曲は沢山ありますが、いわゆる「一発屋」の宝庫となった年代であったと思います。
しかし90年に入って飛躍的なテクノロジーの発展に伴い単なる新しいサウンド(楽器・音源)を求める音楽から、古き良き音楽を用いてまったく新しい音楽を作り上げたジャンルが登場した「アシッドジャズ」。その中でも「United Future Organization(U.F.O.)」は特に意標を突いた。
中心メンバー3人は演奏家でなくDJ。そう!楽器を弾くわけでもなく歌うわけでもない。ジャス、ボサノバの曲をサンプリング、打ち込みと生演奏を加え全く新しい音楽として仕上げているのだ。今までの「音楽=演奏者(歌手)」そして「電子楽器=未来の音楽」が当たり前だったのが根底から靴害された瞬間だ。(1stシングル「I love My Baby(My Baby Loves Jazz)」は名曲「Recado Bossa Nova」のサンプリングしたもので、まるで「ルパン三世」ライクでニヤリ。)
賛否両論はあるかもしれませんが、当時日本をはじめ世界にウケたのは、本当に演奏をして無かろうとゼロから造るクリエーターでなかろうと聴いている側が心地よく思えるか否かの問題だったのかもしれません。

▼曲を数万と知っていなければできない芸当かも?

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