コミック」カテゴリーアーカイブ

特撮スーツアクターになった漫画家

先日、高校の先輩に「井手が当時書いていた漫画は破李拳竜に似てたよな」と言われました。
“はりけんりゅう?”失礼ながらコミックを全巻持っていたにも関わらず作者の名前を忘れていた。「レモンピープル」で連載していた「撃殺!宇宙拳」です。
当作品は少々絵にクセがあり主人公は拳法使いの少女だったが「萌」とは程遠い画風である。
ただし、懐かしい特撮やアニメ、SFドラマのキャラクターが登場し、いわゆる“パロディ”漫画で、印象的で今でも思い出すのが、特撮ヒーローが助っ人に来て「サナギマン」が混じっていて廻りから罵倒されたり、「ハカイダー」が敵だったりと特撮マニアぶりには共感できました。
すっかり忘れた方だったので、今も作品を描いているのか改めて調べるとなんと!『平成ゴジラシリーズ』のキングギドラ等のスーツアクターならび絵コンテ作成などで活躍したそうだ。しかも、日本古流徒手武術護身技法師範代となり、専門学校で殺陣・護身術の特別講師も務め、残念ながら漫画家の活動はやっていない様だ。
もともとアクション俳優を目指していた様で趣味が高じてと言うのはこの事ですね。

▼オークションで高値だそうな。(右:平野俊貴作画ジャケットのイメージアルバム)

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その世界観はもはや漫画を超えた芸術品

再三、当ブログで語っていますが、最近の作品は絵も上手くストーリーもしっかりして、僕らが10代の頃あった作品はお粗末に見えてしまう。
しかしながら、後にも先にもこの方の世界観を超える物は未だ無いし。。。いや、漫画を超越した芸術的なセンスの持ち主。高橋葉介先生です。
ストーリーはホラーやオカルト作品が多いのですが、その世界観はつい引き込まれてしまう。
はじめて先生の作品を読んだのは「腸詰工場の少女」。当時ここまで残酷な話はあるのだろうか?かつての永井豪先生のデビルマン以上の衝撃をおぼえました。
先生は「バクマン。」でおなじみのGペンは使わず、毛筆で描かれ個性的ではありますが「手塚治虫」先生や「松本零士」先生に通じるキャラクタの魅力があると思います。
以前、短編集をもっていたが紛失し、もちろん絶版となったのでしばらく作品を読めなかったらが、幸運にも、近所の漫画喫茶に先生の本がいくつかあり、久しぶりに読み返しましたが全く飽きない素晴らしい作品を実感しました。
数々の先生の名作を、単純に残虐漫画として封印していいものだろうか?

▼絶版と思いきや朗報!9/20発売「夢幻紳士」で傑作の短編収録!

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ゲーム化によって人気が出た異例の漫画

別カテゴリでゲームソフトの実写映画化について書き込みましたが、今回は「漫画のゲーム化」について書き込みます。
既にキャラクターや世界観ができている漫画やアニメは、ドラゴンボールを除き、実写映画化してもイメージ崩れる事無くそこそこ良い物が多い。
では逆に、映画やアニメ、漫画がゲーム化はどうだろうか?「ポケモン」「ディズニー」の様にアニメマンガのゲーム化は成功するケースは多いが、映画や漫画単独でたくさんゲーム化している割には、私の記憶違いかもしれませんが上位ランキングになった覚えがありません。
そんなまれなケースとして、アニメじゃない漫画単独のゲームがヒットした異例の作品があります。本宮ひろ志先生の「天地を喰らう」です。
そもそも三国志といった興亡史の漫画化だったので、読者が偏る傾向にあるのですが、この作品は歴史を無視した“とんでもストーリー”である意味面白い。
実はそのヒットしたゲームも漫画原作にのっとていない、アクションゲームとロールプレイングゲームで、結果、作品のタイトルとキャラクターデザインだけ拝借したというオチだ。
この作品は本宮ひろ志先生の意向で連載をやめたと言われていますが、まさかこれまで作品名が残るとは先生本人も想像しなかった事でしょう。

▼先生の絵は三国志大戦のレジェンドカードとして使用されたそうな。

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実際に食べたくなるグルメ漫画

日常生活に親しみある漫画のジャンルに「料理・グルメ漫画」がありますが、ついつい読んでしまうのが人情というものですね。
言わずと知れた「美味しんぼ」は置いといて、料理界のブラックジャックというのがふさわしい「ザ・シェフ」も定番かと思いますが、なんたってグルメ漫画の先駈けで本当に食べたくなった作品。ビック錠先生の「包丁人味平」は名作中の名作ですね。
まず、グルメとはちょっと外れますが、“ラーメン”、“カレー”と子供が好きなメニューだった事もあり小学校の時に近所の床屋や食堂に置いていたので釘づけで読んでました。
しかも当漫画はジャンプで連載されたグルメ漫画でありますが、正統な対決漫画。いわゆる現在のジャンプ連載作品と変わらないスタンスなのが驚きです。
格闘対決要素を入れた料理漫画で「中華一番!」もしかり、“そんなバカな”とトンデモストーリーには今読んでもツッコミを入れたくなります。
極めつけはブラックカレーの鼻田香作。宮下あきら先生の「激!!極虎一家」に出てくる不良さんの様な、鼻にマスクをつけてるところもおかしいのですが、なんたって最後はカレーのスパイス中毒(麻薬成分)で頭がおかしくなった様が未だに忘れられません。

▼中毒になっても良いから「ブラックカレー」食べたいなぁ~。

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毎月わくわく楽しみだった月刊誌

小学校の時、独特な世界観の衝撃的な月刊誌が登場した。。。「コロコロコミック」です。
創刊時はほぼ、ドラえもん専門月刊誌で、後映画化ともなった長編版も連載されていました。
その後、ご存知、すがやみつる先生の「ゲームセンターあらし」をはじめ徐々に脇を固める作品が面白くなってきて毎月の発売日が待ち遠しくなりました。
「新・ウルトラ兄弟物語」「ゴリポン君」「ザ・ゴリラ」「おじゃまユーレイくん」「金メダルマン」「とどろけ!一番」ざっと思い出しただけでも懐かしい名作ばかりです。
さすがに中学校に入ってから読まなくなりましたが、週刊少年誌とタイプが違う作品群と、まったくいやらしさが無い直球ストレートの下ネタは「正統な子供向け漫画誌」でありました。
月刊誌が休刊・廃刊に追い込まれている状況で、今なお健在のコロコロですが、なんと!当時人気あった作品を集めた「熱血!!コロコロ伝説」で復刻コミック付で登場していたのは驚きです。
しかも、当時衝撃的だった、細井雄二先生の「怪奇!口裂け女」も収録されていてます。
今やオッサンの私が、子供に戻れる大人の漫画となっています。

▼子供心に違和感感じたウルトラは今みても変だぞ!

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