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特撮俳優界の女王「曽我町子」

今や特撮ヒーローもので悪役は着ぐるみ(CG)か、もしくはイケメン俳優を起用する傾向にあるのだが個人的に何となく物足らない気がする。それはやはり完全なる「悪役」の俳優さんがいないからであろう。
今にも後にもこの方以上に役にハマるのは難しいであろう大女優、曽我町子さんについて想いを語ります。
2006年にお亡くなりになるまで「オバケのQ太郎」などの声優としても活躍されていたのは知らず、さかのぼる事1976年東映製作のファンタジー特撮「5年3組魔法組」の「魔女ベルバラ」から始まる。この作品は子供探検物の草分けで後の東映不思議コメディ「おもいっきり探偵団」へ派生したと勝手に思っている。(何でも願いがかなう魔法の道具の「マンガンキー」。使うとしっぺ返しがあるのはミステリー小説「猿の手」ですね)
そして、不動の人気となるのは戦隊シリーズの悪の女王様役であるのは言うまでもありません。
この戦隊シリーズは海外でも俳優差し替え、吹き替えで放送されているのだが、この曽我さんだけはそのまま吹き替えのみで登場したという世界も認めた「悪の女王」ではなかろうか?

▼オバQ音頭はソノシートで隠れたヒット作みたい。無論印税は本人に入っていまい。

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マーベル・コミック映画は何でもアリで好き!

遅ればせながら「キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー」を観に行きました。
個人的にはコミックで概略知っている人にはやや欲求不満となる印象を受けましたが、この作品は2012年公開予定「ジ・アベンジャーズ」へと繋なげ「ハルク」「アイアンマン」「マイティー・ソー」等、他のマーベル作品とのクロスオーバー作品となるので次回作も期待できる。
言うなれば「マーベル作品のゲッターロボや!」(彦摩呂風)と言う感じで、各作品が他の作品へ通じる一貫したエピソードで楽しめるのは、作品の権限を販社自身が持っている強みで、東映の仮面ライダーや戦隊ものに通じるものがある。(戦隊ものは一部マーベルと提携してますが)
今や、マーベルコミックの実写映画化は人気作品に類されるが、唯一駄作と言われるばかりか、DVD化すらもされていない知る人ぞ知る1990年作品「キャプテン・アメリカ 卍帝国の野望」だ!
残念がら封印作品で観たことはないが、ストーリーはパッケージを見る限り今回のザ・ファースト・アベンジャーと基本的同じレッドスカルをやっつけると言った非常に面白くなさそうだ。それは単純に、正義が悪をやっつける話は桃太郎侍と同じで誰もが見飽きているという事ですね~。

▼この封印作品、苦労して入手しても観る価値なしか?

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バトル・オブ・シリコンバレー続編だれか造って!

アップル社スティーブ・ジョブズの伝記が上下巻販売され人気である事は言うまでもない。一部のマニアは、日本語翻訳だと微妙なニュアンスが異なるので原著までも購入するほどだ。
この自伝はあくまでも「ジョブズの目線」で作られたものであるので、嘘か誠かは読む人次第って所でしょうか?ジョブズと共にアップルを創業したウォズニアックの自伝「アップルを創った怪物」と読み比べても面白い事だろう。
旧作だが、正にMacintosh VS Windows !若き日のビル・ゲイツとジョブズがアップルを去るまでのストーリーの映画「バトル・オブ・シリコンバレー」はお勧めの作品で、脚色はしていると思いますが、ゲイツがどれだけプレゼン交渉上手だったかや、ジョブズが駄々っ子だったかがわかる。(ペプシのジョン・スカリーへの名言「このまま一生砂糖水を売りつづけたいか?」も収録!)
画期的なアイディアを出し具現化した人が偉いのか?そのアイディアに忠実に実体化(物形)にした人が偉いのか?いずれにしてもアイディア無では形にもなりませんので、やはりジョブズは偉大な方だったと思います。

▼続編はきっとゲイツの子供がiPhoneもって会話しているシーンで終わり!(んーダメだな)

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ゴレンジャーってスーパー戦隊シリーズ?

先月20年ぶりにあった先輩から「お前、高校のとき戦隊もの好きだったよな」と言われまったく自覚していなかったが、そのころから特撮好きは周りには悟られていたようだ。
更に、その先輩から「今の戦隊ものはゴレンジャーから過去シリーズ全部出演してるんだぞ!」と言われ、もちろん知っていた事でしたがその時ふと思いました。“ゴレンジャーって戦隊だけどはたしてスーパー戦隊シリーズなのだろうか?”
ご存知「ゴレンジャー」次シリーズ「ジャッカー電撃隊」は石ノ森章太郎先生が原作。次の「バトルフィーバーJ」は先生は手を引いて八手三郎が原作となるので正確には続き物とは言えない。
しかも、「バトルフィーバーJ」からタケチャンマンロボの様な大型ロボットが登場しているので、少なくとも「ゴレンジャー」とは路線が違う。気になって調べたらやはりこの作品は、同じ東映のカルト特撮「スパイダーマン」の巨大ロボから派生したものらしい。
“色違いで集団ならば同じ路線じゃん!”と言われそうだが、同じ八手三郎原作の「忍者キャプター」は戦隊シリーズではない(放送局違いますが)。。もっと言うならば「ジャッカー」「バトルフィーバーJ」「バイオマン」「フラッシュマン」等のいくつかは番組名が“戦隊”では無い。その突込みを意識してか一見“レンジャー”で繋げているようだが比較的最近の「ボウケンジャー」「シンケンジャー」「ゴーカイジャー」は“ジャー(炊飯器)”なので論外だ。
したがって、原作者、番組名関係無く理屈抜きの“ノリ”でシリーズ化されたと納得するしかない。

▼八手戦隊シリーズのルーツとなる「忍者キャプター」(写真中:初代3、二代目3)

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サンダーマスクにみる商品と作品の違い

今なお続いている「仮面ライダー」「戦隊(ゴレンジャー)」などは今のシリーズに友情出演したりして、僕らお父さん世代でも楽しめる。
それは、昔から制作関係者と配給関係者との取り決めがきっちりされている賜物である。
今回は制作サイドの立場が弱く、版権主張ができなかったため永久消滅となった特撮ヒーロー「サンダーマスク」をご紹介します。
まずこの「サンダーマスク」をご存じの方が少ないかと思いますが、ストーリー設定が非常に面白い!宇宙人の地球侵略を阻止する為、こりん星。。いやサンダー星からはるばる地球へやってきて待ち伏せをしていた。侵略者がやってくるまで仕方が無く寝て待っていたら1万年後にようやく侵略者があられたというトンデモ設定の作品だ。
正直、再放送されていないので話を全く覚えていない!それもそのはず、この作品の場合、制作側を無視して当時の代理店「創通」がフイルムを持ち出して紛失したため(実は隠しているとも言われている)永久に観ることが出来ないのだ。
配給者からすればただの“商品”だが、制作サイドからすれば手塩にかけた“作品”。この価値観が理解されていないのは、当時の時代のせいだけだったのでしょうか?

▼実はこの作品、漫画の神様「手塚治虫」先生がコミック化している。(へー)

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