私が20代のころ漫画家のShusay(山本修生)さんと交流ががありました。当時、Shusayさんは熊本に在住しながら漫画を執筆しており、映画、音楽、芸術、演劇など様々な分野に詳しく、私の音楽関連の先輩の紹介で知り合いました。
そんなある日、私が漫画が好きで多少絵が描けるので、新連載する作品のお手伝いを一回だけさせて頂きました。その作品は脚本家の柏原寛司先生原作、のち哀川翔主演で映像化された漫画「LAST DOWN TEN」でした。
柏原先生と言えば、古くは「探偵物語」「あぶない刑事」最近では「名探偵コナン」の脚本家、映画監督として有名で、こんな大作の手伝いをするなんて名誉でありました。
その後、Shusayさんは東京へ上京し、私も福岡へ住むことになったので、交流が無くなったのですが、風のうわさでShusayさんはルパン三世のリメイク版を描いていると聞きました。
残念ながら、Shusayさんのルパン三世の作品を10年間見ることができなかったのですが、2008年の再販でようやく手にすることができました。
原作は「花のあすか組!」の高口里純先生?全く予想もしてませんでしたが、ルパン三世であってルパンで無いハードボイルド映画さらながらの作品で引き込まれてしまいました。
以前Shusayさんが「映画を作りたいが今は手っ取り早く漫画を描いている」とおっしゃった事をその時思い出しました。
それは、10年以上前の作品が再販され愛されるのはやはり、Shusayさんの世界観が漫画を超越しているからと思います。
(実はShusayさんの読み切りの麻雀漫画でも傑作がありますが、情報が無くご紹介できないのが残念です)
▼Shusayさんと交流あった作品「LAST DOWN TEN」