望月三起也先生のハードボイルド漫画「ワイルド7」の実写映画が近日公開ですが、個人的には久方ぶりの本格ハードボイルド・アクション映画(死語?)ともあって少々期待しております。
この作品は1972年にテレビドラマ化しましたが、当時には珍しいダークヒーローのイメージが子供心に非常に想いれがありました。(当作品は原作を無視して指令リーダーの草波(川津祐介)もバイクに乗り出動していたありさまでした。(ワイルド8じゃん!))
そもそもハードボイルド漫画(劇画)のみならず、人気漫画の実写映像化はマニアックな作品になる傾向にあり、加山雄三や宍戸錠の「ブラック・ジャック」、目黒祐樹の「ルパン三世」、橋本三智弘デビュー作「ドカベン」、最近ではハリウッド化も噂されている「ゴルゴ13」に至っては高倉健、千葉真一主演作品ですら超カルト作品となっています。
それは一言、漫画のキャラクターのイメージと主演者のイメージと競合しているからと思います。
しかし!この「ワイルド7」はそもそも主人公がヘルメットにゴーグルのせいかキャラクターの個性が薄く、むしろ愛用していたバイクメーカーや拳銃の型式の方が印象深い。
今回の映画!この世界観崩さない事に強く期待しますが、歴代漫画の実写化のカルト呪縛がとけるかこうご期待!
▼ハリウッド版ゴルゴ13はハンマー投げの室伏広治選手が候補らしい。
余談:漫画ワイルド7と言えば半ケツセクシー女性のイメージがあるが、今回の映画の深田恭子ではそれは無いだろうなぁ。