日別アーカイブ: 2011年11月2日

新たな挑戦が生んだ名曲“バードランド”

全てにおいてこだわりを持ち続け取り組む事も良いが、異端と言われようとも新しい事にチャレンジして時に偉大な功績となる事がある。それは音楽等の芸術もさる事ながらビジネスの分野でも同じである。(私は臆病なのでぬるま湯につかってますが。。。)
以前ご紹介したマイルス・デイビスのサポートメンバーだったウェイン・ショーター、ジョー・ザヴィヌルが結成したJAZZ・フュージョングループ「ウェザー・リポート」は正にその言葉があうあるエピソードをご紹介します。
結成当初はまだシンセサイザーが単音楽器で、音楽を奏でるには非常に制限があった頃、ようやく事実上の和音演奏ができるものが登場した「Oberheim 4-Voice」だ。待ってましたばかりにジョーは開発者のトーマス・エルロイ・オーバーハイム(トム)に導入指導を受けたそうだ。
ジョーは「未知との遭遇」で有名な単音シンセARP(2600)は以前から使用していたが、和音が出る新鋭機ともあってトム曰く、その時はうまく操作方法を良く理解してもらえなかったそうだ。
その時の事を残念に思いながら新作「ヘヴィ・ウェザー」を聴いた時トムは強く感動したそうだ。そう!名曲“バードランド”である。
この曲はWRの代表ともいえる曲で、後、マンハッタン・トランスファーやクインシー・ジョーンズがカバーした程だ。それは、ジョーの熱意これこそ形にこだわらない挑戦の証だと思います。

▼高齢者向けメンズファッション誌「Z」の表紙を飾るジョー

▼主旋律はなんとベース。ジャコ・パストリアスの奇怪な演奏も必見!

カテゴリー: 音楽 | 新たな挑戦が生んだ名曲“バードランド” はコメントを受け付けていません