日別アーカイブ: 2011年11月12日

路線変更というギャンブルに挑んだ福本伸行先生

藤原竜也主演の映画『カイジ2~人生奪回ゲーム~』が公開中で話題ですが、原作の福本伸行先生の作品は言わずと知れた「ギャンブル作品」が多い。
意外と先生のキャリアは長く80年デビューで、無論この頃は先生はギャンブル作品は書いておらず、ラブコメなど今と全く違う画風・作風で、先生本人の作品とは思えないものだ。
当時「ギャンブル」を題材した作品は植田 まさし先生、片山まさゆき先生、能條純一先生ぐらい、80年代後半~90年前半頃からバブル経済の影響か麻雀・パチンコ専門誌が多くなり同時に漫画も多くなり、福本先生も画風・路線変更し作品を書くようになりやっと人気が出たのでした。
先生の作品で好きなところは、単純な「ギャンブルに勝つ」という事でなく蠢く人間模様を描いたのは、下積み時代が無くしてこの表現はでき無かったと思いますし、画風も昔のままでは今のようなヒットも無かったと思います。
特に「カイジ」自問自答と名言は素晴らしく、これこそが先生自身の経験が生んだものではないかと勘ぐるぐらいです。

▼現在ではほぼ皆無の女性キャラ。その理由とは?

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名曲のモデルとなった奇人変人フランク・ザッパ!

大学の時、学校も行かず近所(香椎)の楽器屋へ入り浸っていた。
店員さんも楽器も買わず暇つぶしに来た若造にやさしく接してくれたのは、その後の私の音楽感の幅を広げてくれた意味でも非常に感謝します。
楽器屋の店員さんなのでバンドなどの音楽活動されて音楽好きだったのは言うまでもないのですが、その一人に衝撃的なアーティストを紹介されました「フランク・ザッパ」。
「プログレッシブ・ロック」をも超越したロック、カントリー、ジャズ、ファンク、レゲエと様々な音楽の異種格闘技戦!今聴いても訳わからない。正にロック界の奇人変人だ!
先日ご紹介したアーム付キーボードのジョージ・デューク、数十と動物の鳴き声をギターで奏でるエイドリアン・ブリュー、ヘビメタギターのスティーヴ・ヴァイがバックバンドの出身者。この顔ぶれだけでもザッパがそれ以上「奇才」であることがうなずける。
そんな個性的なザッパの有名なエピソードがあります。ライブ中に熱狂的なファンの行為がきっかけで火災になり楽器もろともすべて燃える大惨事になったらしい。その火事の様子を湖越しで見たディープパープルが書いたのがロックの名曲「スモーク・オン・ザ・ウォーター」なのです。
日本のマスコミなどではあまり紹介される機会が少ないので聴いたことない方が多いかもしれませんが普通の音楽に聴き飽きた方はお勧めです。

▼変拍子・意味不明な転調。常時上半身裸のみならず女装する変人ぶりです。

▼ザッパ初心者の私向けに聴かせてもらった曲です(Teenage Wind)

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