2千万円のアニメのBGM

中学の頃、衝撃的なテレビアニメが始まった。高橋留美子先生の人気漫画「うる星やつら」です。
原作は愛読ほどではなかったので面白いものが始まったと楽しみにして見てみると、今までにない事がありました。
それまではテレビアニメのBGMのほとんどがあくまでも作品を見せるための音楽だったのにたいして、セリフが叫びや言い合いのドタバタ劇のこの作品、高速なテンポのシンセサイザーによる音楽でその面白さを引き立てていたのです。
ドタバタ音楽を担当していたのは当時ほとんど無名の安西安孝。後のアニメBGMに多大なる影響を与えたのも去ることながら、映画版ではなんと!日本初上陸の当時最低価格2千万円のオーストラリアのコンピュータ制御のシンセサイザー(本当はこの言葉で片付けられないのですが)「フェアライトCMI」を使ったのが話題を呼びました。
なお、レコード会社の絡みで主題歌、挿入歌はギターリスト高中正義ファミリーが参加しているのもユニークでマニアものです。

▼安西さんは自分で売り込んでうる星やつらに採用されたそうです。

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