自らも加工したウェンディ・カルロス

ミュージシャンは時に奇怪な行動をする事があるが、それがパフォーマンスなのか本気なのかは定かでない。そんなイカレポンチの一人「ウェンディ・カルロス」をご紹介します。
ウェンディはシンセサイザーミュージックの一人者で、当時シンセサイザーがまだ楽器として見出されることが少なく、効果音作成などが主流だったころに、その可能性を追求していました。
シンセサイザーの父「ロバート・モーグ」が開発したムーグ・シンセサイザーに、鍵盤の強弱で音量や音色を変化させるタッチ・センシティブ・キーボードや、音程を滑らかにするポルタメントなど発案し依頼実装させた程だ。
彼の名前を一躍有名にしたのは、名作「スイッチト・オン・バッハ」。1970年に大阪万博アメリカ館で披露され、日本のシンセサイザーミュージックの影響の源となりました。
その後、スタンリー・キューブリック監督の「時計じかけのオレンジ」や「シャイニング」、続編で話題だった「トロン」でその世界観を広げました。
ここまでのお話では非常に音楽に貢献した素晴らしい人に聞こえますが、何処がイカレポンチかと申しますと、元の名前は「ウォルター」。性転換手術をして女性になってしまったのだ!
シンセサイザーで様々なサウンドを加工では飽き足らず自分自らも加工したわけですね。

▼映画もさることながら音楽も本人もイカレている!

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